take root/embed/ingrainの違いは?「根付く」を表す英語の使い分け

違い解説

「根付く」を表す英語

「根付く」を表す一般的な英語表現には、以下の3つが挙げられます。

  • take root
  • embed
  • ingrain

これらはどのように使い分ければいいのでしょうか。早速ニュアンスの違いを見ていきましょう。

take root

take rootは「根付く、根を下ろす」という意味の表現です。
何かが確実に受け入れられ、成長することを指します。
主に植物が土地に根を張るように、ある考えや文化が人々の間に受け入れられる様子を表現するときに使用されます。
また、抽象的なものにも使用され、感情や考え方が徐々に浸透していく様子を表現する際にも使われます。

The idea of equality has taken root in this community.
平等の考えがこのコミュニティに根付いている。

Her passion for music took root when she was young.
彼女の音楽への情熱は彼女が若いときに根付いた。

embed

embedは「埋め込む、組み込む」という意味の単語です。
根付くという意味合いから、根付いたものを埋め込む、確固としたものとして位置づけるというニュアンスがあります。
主に技術的な分野やデジタルデバイスなどでよく使用されますが、抽象的な概念にも応用することができます。

The journalist tried to embed himself in the local culture.
そのジャーナリストは地元の文化に自分を組み込もうとした。

The values of teamwork are embedded in our company’s culture.
チームワークの価値観が当社の文化に根付いている。

ingrain

ingrainは「染み込ませる、根付かせる」という意味の単語です。
根付くという意味合いから、徹底的に染み込ませる、根付かせるというニュアンスがあります。
主に概念や価値観などが深く浸透していく様子を表現する際に使用されます。

It is important to ingrain environmental awareness in children from a young age.
環境意識を子供たちに幼い時から染み込ませることは重要です。

The tradition of celebrating New Year’s Day is deeply ingrained in our family.
お正月を祝う伝統は我が家に深く根付いている。

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