wet/moisten/dampen/soakの違いは?「濡らす」を表す英語の使い分け

違い解説

「濡らす」を表す英語

「濡らす」を表す一般的な英語表現には、以下の4つが挙げられます。

  • wet
  • moisten
  • dampen
  • soak

これらはどのように使い分ければいいのでしょうか。早速ニュアンスの違いを見ていきましょう。

wet

wetはある物質に水分を加えて湿らせる、濡らすという意味です。
様々な物質に水を加えて湿らせる行為や、雨などで物が濡れる状態を表す場合に使用されます。
wetは普段の会話や文章中で非常によく使われる単語であり、日常生活での様々なシーンで使用することができます。

Don’t forget to bring an umbrella, or you might get wet in the rain.
傘を持っていかないと、雨で濡れるかもしれないから忘れないで。

I accidentally wet my phone by dropping it in the pool.
プールに落としてしまって、携帯をうっかり濡らしてしまった。

moisten

moistenはある物質にわずかな水分を加えて湿らせる、濡らすという意味です。
部分的に水分を加えて湿らせる行為を表し、湿らせる対象が全体的に濡れるほどの量ではない場合に使用されます。
moistenは比較的フォーマルな表現であり、日常生活よりも専門的な文書や研究などで使用されることが多いです。

The chef moistened the ingredients with a small amount of water before mixing them.
シェフは材料に少量の水を加えて混ぜる前に湿らせた。

Please moisten the cloth before applying it to the wound.
傷口に当てる前に、布を湿らせてください。

dampen

dampenはある物質にわずかな水分を加えて湿らせる、濡らすという意味です。
moistenと同様にわずかな量の水分を加えて湿らせることを表しますが、dampenは主に感情や気持ちを「濡らす」、つまり鈍らせたり冷ますという意味合いが強いです。
そのため、dampenは物質に水分を加えるだけでなく、気持ちや熱意を抑えるというニュアンスも持っています。

The bad news dampened their excitement about the upcoming trip.
その悪いニュースは彼らの次の旅行に対する興奮を鈍らせた。

She tried not to let her failures dampen her spirits.
彼女は失敗に気持ちを抑えられないようにした。

soak

soakはある物質を完全に水につけて浸す、濡らすという意味です。
水や液体に完全に浸すことで物質を濡らす行為を表し、通常は一定の時間をかけて浸すことになります。
soakは洗濯などで衣類を水につけて浸す場合や、乾燥した土地に水を浸すことで水を補給する場合などに使用されます。

You need to soak the beans in water overnight before cooking.
料理する前に、豆を一晩水につけておく必要がある。

After a long day of hiking, I love to soak in a hot bath.
ハイキングの後、熱いお風呂にゆっくり浸かるのが大好きだ。

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